コンセプトは地産地消。2011年、長野県大町市にオープンしたケーキ屋「コンディトライ・アン・マリーレ」。地元の食材をふんだんに使用した手作りケーキは、地元のお客さんに人気です。
地元食材にこだわった、コンディトライ・アン・マリーレのケーキ
コンディトライ・アン・マリーレのケーキの特徴は、大町市や安曇野市を始めとした地元産の果物にこだわっていること。地元ならではの旬な果物を使用した、本格的なケーキが楽しめます。
特に秋は実りの季節で、一年で一番ケーキの種類が豊富になるとか。11月上旬の取材当日は、いちご・カシス・栗・リンゴなどを使用したケーキがラインナップしていました。
地産地消のケーキ作りのきっかけは、ホテルリゾナーレ小淵沢での経験から
オーナーパティシエールの間橋杏さんは、東京都出身。東京の製菓学校を卒業後、軽井沢ホテルブレストンコートやホテルリゾナーレ小淵沢のイタリアンレストランに勤務。そのイタリアンレストランが地産地消に力を入れていたことがきっかけで、地元の食材を取り入れたケーキ屋を志すようになりました。
自店をオープンしてからは、素材そのものの味を大切に甘過ぎないケーキ作りをモットーにしています。
地元で愛されるケーキ店
大町温泉郷内に店舗を構えるコンディトライ・アン・マリーレ。 温泉旅館が立ち並ぶ立地のため、遠方のお客さんが多いイメージがありますが、実は創業以来、地元大町市や白馬村からのお客さんが多いんだとか。
地元のお客さんがわざわざ買いに来るということは、本当に美味しいお店の証。
秋のおすすめケーキ
コンディトライ・アン・マリーレでは、常時10数個のケーキが売られています。優柔不断で決められない方のために、秋のおすすめケーキを伺いました。
大町産自家製渋皮煮の「モンブラン」
毎年、常連のお客さんから「もう少し大きくして欲しい!」という要望があったことから、今年のモンブランはバージョンアップして少し大きくなりました。
大町産の栗を使用した自家製渋皮煮とフランス産の栗を使用していて、今年は渋皮煮をなんと30キロ分も仕込んだそうです。とても手間がかかる作業ですが、秋に大量に仕込むおかげで、ゴールデンウィーク頃までモンブランを楽しむことができます。
生クリームとの相性抜群!「夏秋いちごのショートケーキ」
大町産の夏秋いちごを使用したショートケーキ。夏秋いちごは名前の通り、夏~秋にかけて収穫できるいちごです。スーパーで売られている一般的ないちごと違い、ケーキの材料として使いやすいように、実が硬く、酸味が強いのが特徴です。
程よい甘さの生クリームとの相性抜群!
日によって違う「本日のきまぐれ」
本日のきまぐれは、農家さんが「これ使ってみてよ!」と持ってきたくれたフルーツを使用した一品。この日は、りんごのパイでしたが、行くたびに違うケーキを味わえるのが魅力です。
さいごに
地元の旬な果物を使用したケーキが魅力のコンディトライ・アン・マリーレ。ここを訪れると、地元で作られている果物やその時季の旬が味わえます。ぜひ旬の味をお楽しみください。
インフォメーション
アクセス | 長野県大町市平2811-11 |
営業時間 | 9:00~18:00(冬期は17:00まで) |
定休日 | 火曜日・水曜日 |
URL | anne-marille.com |
お問い合わせ | 0261-85-0702 |