フリーライドスキー・スノーボードの普及と白馬村で世界大会が開催されたことの認知を目的に、 Freeride World Tour Hakuba Japan 2020に参戦したライダーと白馬中学校生徒の交流会が1月21日に開催されました。
交流会の主催はFWT Hakuba Japan 2020実行委員会(以下、実行委員会)。
白馬村観光局 事務局長で実行委員の福島さんは「学校を卒業すると同時にスキー競技を辞めてしまう子もいる中、フリーライドのように“楽しむスキー”があることを知ってもらいたい」と、今回の企画意図を説明。
今大会は初めてスキー場から一般観戦が可能な斜面での実施となり、延べ2,000人以上の観客が集まりましたが、過去3大会は容易に立ち入ることができない山奥での開催だったため、一般の方への認知拡大は大事なミッションでもありました。
交流会では、FWTライダー6名の紹介やバックカントリースキーの危険性についての講演や質疑応答が行われました。
FWTライダーの紹介
交流会には、男子スキーで優勝したDrew Tabke選手、男子スノーボードのTom Peiffer選手、女子スキーのJacqueline Pollard選手・Juliette Willmann選手・Elisabeth Gerritzen選手、女子スノーボードのMichelle Locke選手の6名が参加。
選手の自己紹介では「白馬村は欧州や北米と比較しても、トップレベルの環境」、「こんな素晴らしい環境に住んでいる皆さんが羨ましい」など、世界最高水準の雪山がある白馬村を絶賛する声が聞かれました。
バックカントリースキーの危険性と注意点
FWT Hakuba Japan 2020の日本のセキュリティチーム チーフガイド、デイビット エンライトさん(エヴァーグリーン・アウトドアセンター代表)による講演も行われました。
バックカントリースキーには整備されたスキー場とは違った楽しさがある一方、高度な滑走技術と正しい知識の習得が必要不可欠。
雪崩リスクが高まる条件や危険予測をするための知識など、事例を交えて分かりやすく話していました。
質疑応答
「母国と白馬の雪山の違い」や「日本の好きな食べ物」など、様々な質問が飛び交い、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。
チョコレートが有名なスイス出身のElisabeth Gerritzen選手は「日本のアーモンドチョコはスイスに負けないぐらい美味しい」と意外な回答も。
最後は、女子生徒からの英語の挨拶で交流会は終了しました。
さいごに
FWT Hakuba Japan 2020のイベントはこれが最後。大会期間中は大きな事故もなく、無事に幕を閉じました。
来年以降、FWTが白馬村で開催するかは未定ですが、決まり次第アンテナ白馬でもお伝えしていきたいと思います。