長野県白馬村を拠点に活躍するスキーヤーの古瀬和哉さん。
プロスキーヤー・スキーガイド・パタゴニアアンバサダーなど、さまざまな顔を持っています。
白馬に拠点を置いて15年目の節目のシーズン、自身のガイド会社LOCUS guide service(ローカスガイドサービス)を立ち上げました。
今回は、古瀬さんの経歴やLOCUS guide serviceについてお話を伺ってきました。
身近な存在だったスキー
古瀬さん「父親がスキー好きだったことや、同級生の父親がスキースクールの校長をやっていたので、スキーは小さいころから身近な存在でした。」
長野県木曽町出身の古瀬さんは、3歳のときに自宅の庭でスキーを始めたそう。
「自宅の庭=ゲレンデ外」なので、このころからバックカントリースキーをしていたとは驚きです。
学生時代はアルペンレースに没頭
中学から高校までは、部活動でアルペンレースに没頭していたという古瀬さん。
古瀬さん「出身校は白馬高校や飯山高校などの超強豪校と比べると、そこまでレベルの高いチームではなかったので、ノビノビと競技を楽しむことができました。その環境にいたからこそ、今もスキーが大好きで長く続けることができているんだと思います。」
ー高校卒業後はどんなことをしていましたか?
古瀬さん「スキーをやる以外は考えられなかったので、ニュージーランドや北米などに行って、年中滑り続ける生活を10年近く送っていました。いわゆる『スキーバム』です。この頃に本格的なバックカントリースキーにも出会いました。」
バックカントリースキーに出会ったことで、「スキーが上手いとはなにか?」について考えるようになったそうです。
整備されたゲレンデをキレイに滑ることが上手なのか?それとも自然の中を自在に滑れることが上手なのか?
スキーを始めて40年経った今でも、技術の向上を追い求めています。
白馬を拠点にした理由
約10シーズン、海外でのスキーバム生活を送った後、活動拠点を白馬に移し、カラースポーツクラブでバックカントリーガイドとして働き始めます。
ー白馬を拠点にした理由は何ですか?
古瀬さん「日本に拠点を置くなら、白馬しかないと思っていました。雪の量と質が良いこと、さらにスキー場がたくさんあるので、山から山へのアクセスが容易に出来るんです。スキーヤーにとって白馬ほどバランスの良い環境はありません。」
古瀬さんのような方であれば1,000mの標高差を1日に4本、合計4,000mの滑走が可能。
この標高差を稼ぐには普通、ヘリスキーしか方法がありません。
このような世界でも類を見ない恵まれた環境が、白馬の魅力なんだとか。
LOCUS guide serviceについて
LOCUS guide service(ローカスガイドサービス)では、滑走レベルに合わせたバックカントリーガイドの他に、滑走技術の上達を目標としたゲレンデレッスンや、フリーライディングの真髄に迫るゲレンデセッションを受けることが可能。
「自分の考えをお客さんにダイレクトに伝えたい」との思いから、自身の会社を立ち上げたそうです。
古瀬さん:「スキーがきっかけで世界中に友達ができたし、いろいろな国を旅しました。その経験の中で、楽しさや奥深さを改めて知ることができたので、ローカスを通じて多くの人に伝えていきたいと思っています。そして、世界平和と環境問題について考えるきっかけになると嬉しいです。」
さいごに
スキーについてのインタビュー中、終始楽しそうに話す古瀬さんの姿が印象的でした。
古瀬さんのようなガイドと一緒に滑ることができたら、きっとスキーの魅力を発見することができるでしょう。
スキーが上手くなりたい方はもちろん、もう何十年も滑っていない人も、古瀬さんのガイディングを体験してみてはいかがでしょうか?
※LOCUS guide serviceは2019年12月からサービスを開始します。詳しくは、公式HPよりご確認ください。
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