日本唯一の509(ファイブオーナイン)の正規代理「アチーロ」さんから、スノーウェア「イーサー・ジャケット・シェル」を提供していただきました。
防水性と保温性が高く、細かな点にも配慮されたスキーヤー・スノーボーダーにとってありがたいアイテム。
1ヶ月ほどゲレンデで使ってみたので、商品紹介と着用レビューをしてみたいと思います。
509(ファイブオーナイン)とは

アメリカの509本社
509(ファイブオーナイン)は、スノーモービルなどに適したアイテムを展開するアメリカのブランド。
特にゴーグルの人気が高く、レンズに電熱やファンを搭載したハイグレードモデルから、1万円以内で購入できるライトモデルまで幅広くラインナップされています。
スノーウェアも色々な種類が販売されていて、基本的にはスノーモービルでの使用を想定して作られていますが、生地が丈夫で、防水性・防風性・透湿性に優れているので、スキーやスノーボードでも使用可能です。
今回提供していただいたイーサー・ジャケット・シェルは、防水透湿素材「Sympatex®」が使用されているため、一日快適に過ごすことができました。
透湿防水素材「Sympatex®」を使用したイーサー・ジャケット・シェル(ETHER JACKET SHELL)

出典:509公式サイト
バックカントリーなどの厳しい環境下でも耐えうるものとして開発されたイーサー・ジャケット・シェルは、防水性、防風性、透湿性に優れたハイスペックスノーウェアです。

透湿防水素材「Sympatex」
透湿防水素材には、ドイツのSympatex Technologies社が開発した「Sympatex®」を使用。
透湿防水素材といえば「GORE‑TEX」などが有名ですが、Sympatex®も雨や雪などの侵入は防ぎつつ、内側の湿気は外に逃がしてくれます。
吹雪の中で汗をかいても快適に過ごすことができました。

カタログスペック
- 45K/25Kの防水透湿素材Sympatex®構造
- C6 DWRを使用した200Dフェイス
- YKK®防水ジッパー + シームテープ構造
- バックカントリーでの必需品を入れる大きなフロントガセットポケット
- 取り外し可能なフード
- ハンドウォーマーポケット
- ピットジップはジャンプを解くために必要な通気性を確保
- 内部ポケットは安全でより暖かい収納が可能
- スピードシンチ付きの非対称カフと薄型リストゲイター
- 雪とドラフトを防ぐために裾アジャスターが付いたスノースカート
509の公式サイトに解説動画が上がっていたので、こちらもご覧ください。
イーサー・ジャケット・シェルの魅力と着てみた印象
イーサー・ジャケット・シェルを着てみた印象をいくつかピックアップしてみたいと思います。

鮮やかなオレンジ色が雪山で映える(178センチ/Lサイズ着用)
イーサー・ジャケット・シェルの魅力は、雪山でとにかく映える、この強くて鮮やかなオレンジ色にあります。
意外とこのようなカラーのウェアは少なくて、ゲレンデで着ているととても目立ちます。

腕部分やジッパーのブラックが効いている
腕部分やジッパーがブラックなのがポイントで、このおかげで全体の印象がきゅっと引き締まって見えます。

生地は厚くて丈夫そう
スノーモービル用のウェアを数多く手がけているブランドだけあって、生地は厚く丈夫そうで着ていると守られている感じがあります。

ウェアの内側は多機能
ウェアの内側は、速乾と保温に役立つ裏地、スマートフォンの収納に適したクリアポケットとメッシュポケットが1つずつ、雪の侵入を防ぐスノースカートがあり、とても多機能。
しかし、気の利いた機能がたくさんある一方で、パーツが多いせいか、やや重い印象です。

アクションカメラを収納するのに適した胸元の大ポケット
左右の胸元には、大きくて小物を取り出しやすいポケットがあって、GoProなどのアクションカメラを収納するのにも良さそうです。

腹部のポケットはやや小さめ
その一方で、腹部の左右ポケットは出入口がやや狭く、グローブをしたままだと窮屈で取り出しにくさを感じました。
ちにみに外側のジッパーはすべてYKK® のウォータープルーフジッパーになっているので、スマートフォンなどの機器が濡れてしまう心配はありません。

雪や外気の侵入を防ぐ厚手の襟
首元には厚手の「襟」が付いていて、雪や外気が内側に侵入するのを防いでくれるとともに、首を温めてくれるのでリフト乗車中の冷え軽減に役立ちました。
寒がりな人にとってはありがたい仕様だと思います。
そして、フードは取り外し可能。
スキー・スノーボード時に取り外すことはないと思いますが、フードを取り外すとスッキリして見えるので、ちょっと外出するときのアウターに使いやすくなるなと思いました。

ベンチレーションはメッシュ仕様
ベンチレーションはメッシュになっていて、万が一転倒したとしても雪が入りにくい仕様になっています。

袖口のマジックテープにもひと工夫
名称は不明ですが、袖口のマジックテープは、他のものにくっつきにくいタイプのものに。
これによって、例えばインナーなどにくっついても毛羽立たせてしまう心配はありません。
細かな点ですが、これは結構嬉しい仕様です。
イーサー・ジャケット・シェルはゲレンデ向きのウェアか
イーサー・ジャケット・シェルは多機能でやや重量を感じる一方で、保温性と防水性が高いウェアでした。
このことから、スキー・スノーボードでの使用においては、軽量性が大事なバックカントリーよりも、保温性を重視したいゲレンデでの使用に適していると感じました。

撮影地:栂池高原スキー場
今回は、良いと思った点と、気になった点を率直にレビューしてみましたが、全体としては細かな点に配慮された良いウェアでした!
日本での知名度は低い509ですが、もっと露出が増えれば一気に人気ブランドになるような気がします。
今回紹介したイーサー・ジャケット・シェルは、アチーロECサイトかアチーロ本店で注文することができます。
下記にリンクを貼っておくので、よかったらチェックしてみてください!
