白馬エリアを代表する観光スポットとして名高い栂池自然園。
春はミズバショウ、初夏はニッコウキスゲ、そして秋は紅葉の名所として知られています。
実は一年の中で一番観光客が多いのは秋。色鮮やかな紅葉の風景を求めて、県内外から多くの観光客が訪れます。
2020年10月の一週目、ほぼ例年通りに紅葉が見頃を迎えました。10月2日に現地を取材してきたので、その様子をエリアごとにご紹介します。
栂池自然園の紅葉の様子(2020/10/2)
標高約1,900mの栂池自然園は色鮮やかな紅葉に彩られ、大自然が創り出す絵画のような風景を見ることができます。
ミネカエデやダケカンバの黄色、ナナカマド・オオバスノキ・ツツジの赤色、オオシラビソの緑色。美しい世界に圧倒されます。
まさに今がピークで、天気が安定していれば一週間程度は良い状態をキープしそうです。
いまが一番鮮やか!「ワタスゲ湿原」
栂池自然園は平坦なようにみえて、約200mの標高差があります。そのため、紅葉の進行具合に差が出ることも。
いま一番きれいなのは園内中央部に位置する「ワタスゲ湿原」。草紅葉から山肌の紅葉まで、鮮やかなグラデーションが広がっています。
ワタスゲ湿原までは比較的平坦で大部分は木道が整備されています。体力に自信がない方でも、まずはこの場所を目標にしてみてください。
【所要時間:片道35分】
高層湿原らしい風景が人気の「浮島湿原」
ワタスゲ湿原の奥に広がる「浮島湿原」。大小さまざまな池が点在したこの場所は、高層湿原らしい風景が楽しめる人気のスポットです。
正面のダケカンバの葉はほとんど落ちてしまっていますが、白い幹が印象的で紅葉風景のアクセントになっています。
風が無い穏やかな日には、池に映り込む紅葉や「逆さ白馬岳」がみられることも。
【所要時間:片道60分】
白馬三山のダイナミックな景観が楽しめる「展望湿原」
園内最奥の「展望湿原」は、目の前にそびえる白馬三山と白馬大雪渓から次々に沸き立つ雲の動きが楽しめる場所。刻一刻と表情を変える山の空をじっくり観察できます。
湿原の草紅葉が見事に色付きし、黄色や赤色が重なり合い秋の青空によく映えます。
【所要時間:片道100分】
10月中旬以降は雪とダケカンバに注目
紅葉のピークが過ぎる10月中旬以降、あまり知られていませんが実は、自然園の散策にはおすすめの時期なのです。
北アルプスの山々には雪が積もり、落葉したダケカンバの白い幹が山肌に浮かぶ、幻想的な景色が広がります。
気温がぐっと下がれば園内にも雪が積もり、一足早く冬の空気に触れられることも。
紅葉シーズンに間に合わない方は、晩秋の栂池自然園をチェックしてみてください。
【2020年秋】白馬エリアのおすすめの紅葉スポットと見頃をご紹介
栂池自然園のインフォメーション
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栂池自然園URL | sizenen.otarimura |
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