【白馬村青鬼集落】観光前に知ってもらいたい予備知識



白馬村の北東部に位置する「青鬼集落」。江戸時代末期から近代にかけて建てられた家屋が14棟あり、集落全体が重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。そんな、青鬼集落に観光を検討されている方に、ぜひ知ってもらいたい予備知識をご紹介します。

青鬼集落

青鬼地区から見える古民家と五竜岳

青鬼集落は標高750メートル付近に広がる、茅葺屋根(鉄板被覆)の大型家屋と約50枚の棚田が大きな特徴です。北アルプスとは白馬の市街地を挟んで対峙しているため、景観が素晴らしく早朝でも多くの観光客が訪れます。

山間の静かな集落ですが、以前は集落内の道が善光寺や戸隠神社へと繋がっていたので参拝客や商人にとっては重要な場所でした。集落の起源は定かではないですが、縄文時代の遺跡である善鬼堂遺跡や番場遺跡が見つかっていることから、とても歴史が長い地区であると言えます。

古民家と五竜岳

家屋の特徴

屋根がとても特徴的で、それぞれにしっかりとした意味があります。まずは「兜造り」の屋根から。正面の屋根を切り落としたような形にすることで2階部分の採光と通風を確保することができます。古民家は暗く寒々しいイメージがありますが、兜造りにすることで大幅に改善することができたそうです。

青鬼集落の古民家

次に屋根の最上部の尖った形状について。糸魚川から日本に上陸し、白馬までやってきた渡来人の船をモチーフにしています。このあたりの地域は渡来人との関係が深いんだとか。

青鬼集落の古民家の特徴的な屋根

最後に屋根に書かれた文字について。よく見ると「水」と書かれています。これは、1900年台初頭に火災で大きな被害がでたことから、建物を守るためのおまじないとして書かれたものです。この風習は他の地域でもみられ、明治時代に入ってから広く普及するようになったそうです。青鬼集落では、「水」の他に「寿」と書かれた家屋もありました。

観光する上での注意点

重要伝統的建造物群保存地区である青鬼集落は、住宅・道路・棚田・森林すべてが文化財です。地元住民に迷惑をかけないことはもちろん、美しい景観を守るためのルールにご協力ください。

1.集落の入り口にある駐車場を利用する

青鬼集落では、車の駐車場所が指定されています。集落の入り口に10台程度の駐車スペースがあるのでそちらを利用しましょう。駐車場よりも先へは、地域住民の迷惑になるので車で侵入することは禁止されています。

2.通行が許可された道以外に立ち入らない

青鬼集落の案内図

地図上の青く書かれた道路が、観光客向けに通行を許可されたところです。それ以外の道は通行禁止です。地域住民の生活の迷惑になるので注意しましょう。

3.棚田の畦には立ち入らない

青鬼集落の棚田展望エリア

農作業の邪魔になるという理由の他に、毒蛇の「ヤマカガシ」が生息しているので畦への侵入は禁止されています。ヤマカガシは最大で120センチほどで、赤と黒の模様が特徴的です。目がくりっとしていて一見可愛らしいみためですが、毒はマムシの3倍の威力があります。誤って踏んでしまうと噛まれるので気をつけてください。

4.棚田の石垣には登らない

そもそも畦への立ち入りが禁止されているので当然ですが、石垣に登ることも禁止されています。理由としては、石垣の老朽化と2014年に発生した長野県神城断層地震の影響で、崩れやすく危険な状態のものが存在するためです。

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インフォメーション

アクセス 白馬村北城16932
駐車場 有り



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