お盆期間中の8月13日、栂池自然園から白馬大池に行ってきました。
白馬大池は北アルプスの中で2番目の大きさを誇り、湖畔にはハクサンコザクラやチングルマが群生します。
これから行ってみたいと考えている方向けに、8月の登山道の様子や見どころを紹介したいと思います。
白馬大池とは?
実は白馬大池があるのは長野県小谷村。
後立山連峰の標高2,379mに位置する、火山の噴火によって形成された池です。
池の周囲は約2km、八方池の約10倍の大きさがあります。
池に魚はいませんが、クロサンショウウオが生息しています。
休憩がてらに湖面を観察してみてください。
初心者でもアプローチが容易な登山コース
登山口がある栂池自然園から歩くこと約3時間。
白馬乗鞍岳経由で白馬大池に至るコースは、危険な箇所が少なく初心者でもアプローチが容易です。
唯一の難所はコース終盤の岩場と雪渓ですが、どちらも慎重に歩けば問題ありません。
取材時の雪渓歩きは50m程。
コース上にはロープが張ってあるので、アイゼンが無くても大丈夫です。
「花の白馬」白馬大池周辺は高山植物の宝庫
白馬連峰は「花の白馬」と呼ばれるほどに多くの高山植物が見られます。
取材時には、チングルマやミヤマアキノキリンソウ、カラマツソウなどが咲いていました。
特にチングルマは白馬大池湖畔に多く群生し、遠くからでも確認できるほど大きなお花畑になっていました。
実は、8月中旬以降は徐々に秋の気配を感じ始める時期。
白馬連峰の高山植物が最も美しいといわれるのは7月~8月上旬です。
高山植物を楽しみたい方は梅雨明けからお盆前に訪れるのがオススメです。
ゆっくり滞在したいなら8月中旬以降が狙い目「白馬大池山荘」
最後に白馬大池山荘の情報です。
白馬大池の湖畔に建つ、大きな赤い建物が白馬大池山荘。
山荘を訪れる登山客は高山植物を目当てにしていることが多いため、最も混雑するのは7月。
最盛期を過ぎた8月中旬以降は激減します。
白馬大池山荘に個室はなく、6人程度を収容できる相部屋です。
混雑時には定員ギリギリになることもありますが、この日は1グループに1部屋が割り当てられていました。
混雑が苦手な方はこの時期が狙い目です。
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インフォメーション
アクセス | 長野県北安曇郡小谷村 |
白馬大池山荘URL | hakubaooikesanso |
お問い合せ | 0261-72-2002 |