縦走登山をするときに、車の扱いに困ったことはありませんか?
登山口と下山口が異なる縦走をする場合、車の置き場に頭を悩ませた方も多いのではないでしょうか。
登山口までタクシーで戻るか、バスを使用するなど、方法はいくつかありますが、登山用具の準備だけでも大変なのに、交通手段のリサーチにたくさん時間を割くのは大変ですよね。
北アルプス山麓の街・白馬村には、便利な回送サービスがあります。
白馬安全代行
登山口から下山口までの回送サービスを行っている「白馬安全代行」。
事前に手続きを済ませれば、車を目的の場所まで送り届けてくれます。
サービスの流れ
予約から当日までの流れは以下の通り。
- 登山前日までに専用フォームから予約。
- 現地受付/ポスト受付/営業所預け/事前送付の中から希望の方法を選び、スペアキーの受渡しと受付を完了させる。
- 出発する登山口の駐車場に車を置き、登山スタート。
- 白馬安全代行のスタッフが、下山予定日に合わせて車を回送させる。下山後に預けていたスペアキーを受け取ってサービス完了。
白馬安全代行の事務所は八方第5駐車場の近く。
ポスト受付を希望の方は、事務所前に設置されているポストに鍵を入れます。
料金
五竜テレキャビン ⇔ 八方尾根ゴンドラリフト | 4,000円 |
五竜テレキャビン ⇔ 猿倉駐車場 | 5,500円 |
五竜テレキャビン ⇔ 栂池ゴンドラ | 55,000円 |
八方尾根ゴンドラリフト ⇔ 猿倉駐車場 | 4,000円 |
八方尾根ゴンドラリフト ⇔ 栂池ゴンドラ | 4,000円 |
猿倉駐車場 ⇔ 栂池ゴンドラ | 5,500円 |
タクシーで猿倉から栂池ゴンドラ間を移動すると5,000円前後かかりますが、タクシー料金と同程度で利用でき、移動時間を約30分も短縮することができます。
注意点
サービス利用時の注意点を伺ってきました。
長距離の回送サービスを希望の場合は、早めにご予約を!
折立から新穂高まで広い範囲に対応していますが、長距離移動の場合は早めに予約をしましょう。
例えば、長野県側から富山県側への移動には、スタッフが1日がかりで対応することになります。
そのため、繁忙期には対応できずお断りする場合があるそです。
直前に慌てないためにも、早めに確認をしておきましょう。
その一方で、扇沢~蓮華温泉程度の近距離移動であれば当日受付も可能です。
当日受付はスペアキーが必要なのですが、もし持っていないない場合はスタッフに相談してみてください。
対応エリア | 折立・立山・宇奈月温泉・小川温泉・親不知・蓮華温泉・栂池ゴンドラ・猿倉・八方尾根ゴンドラリフト・五竜テレキャビン・大谷原・扇沢・柏原新道・七倉ダム・中房温泉・一の沢・三股・沢渡・新穂高 |
人目に付きやすいところに貴重品を置かない
登山に限ったことではありませんが、人目につきやすいところに、お金などの貴重品を置かないようにしてください。
車上荒らしのなどのトラブルの原因になります。
入山連絡を忘れずに
事前に予約を済ませ「いざ登山開始!」の前に、入山した旨を白馬安全代行に連絡してください。
連絡がないとキャンセル扱いになる場合があるので忘れずに!
当日キャンセルでキャンセル料は発生しません
利用当日にキャンセルしたい場合、車を回送する前であれば、キャンセル料は発生しません。
悪天候時にキャンセル料を支払うのを惜しんで、強行登山をしないようにしてください。
実はこんなケースも対応可能
基本的には、登山口と登山口を結ぶ回送サービスですが、営業時間内であれば、柔軟に対応してくれる場合があります。その一例をご紹介しまます。
ケース1
登山パーティの中で唯一車を運転出来る方が、登山中に怪我をしてしまったとのこと。そこで連絡を受けた、白馬安全代行スタッフが、お客さんの車を運転して、100Km以上離れた自宅まで送り届けたそうです。困ったときは相談してみてください!
ケース2
夜間の飲酒代行は営業時間外のためできませんが、次の日の朝であれば車を希望する場所まで送り届けることができるそうです。事前予約が必要ですが、飲酒後の帰宅パターンの1つとして候補にしてみてもいいですね。
さいごに
白馬安全代行は、マイカー派の登山者にとってもありがたいサービスです。
上記のケース以外でも柔軟な対応をしてくれます。
不明点は遠慮なく問い合わせて、快適な山旅をお楽しみください!
インフォメーション
アクセス | 長野県北安曇郡白馬村北城5741-1 |
営業時間 | 8:00~19:00 |
URL | 白馬安全代行 |
お問い合わせ | 0261-72-8484 |