高瀬渓谷は、高瀬川に沿って建設された「大町ダム」「七倉ダム」「高瀬ダム」の3つのダムと、葛温泉を含む一帯を指します。エメラルドグリーン色のダムと紅葉の景色は、県内屈指の紅葉スポットとして人気です。
今回は、大町ダム~七倉ダムをご紹介します。
エメラルドグリーンに輝く「龍神湖」
県道326号線を車で走ること20分。大町ダム方面に高瀬川沿いに進むと姿を現す「龍神湖」。
龍神湖はダムによって堰き止められた人工湖です。湖面の色がエメラルドグリーンなのは、高瀬渓谷一体に分布する花崗岩と、高瀬川上流から流れる硫黄の粒子が混ざりあったため。
湖畔散策が楽しめる「七倉ダム」
龍神湖のさらに上流にあるのは「七倉ダム」。中央土質遮水壁型ロックフィルダムと呼ばれるもので、なんと高さは125m。見上げればかなりの迫力があります。放水路わきの階段で上部へ登れます。
※ロックフィルダム・・・堀削の際に出た自然の石を組み上げたダムのこと
県道326号線は、七倉ダムを少しだけ登った先にある七倉山荘で行き止まり。一般車で通行できるのはここまでです。(これより高瀬ダムに向かうには、徒歩かタクシーのみ)
七倉山荘の駐車場からでも、素晴らしい紅葉が!高瀬ダムに行かなくても十分楽しむことができます。
時間に余裕がある方は、七倉ダム湖畔の散策がおすすめ。七倉山荘横の遊歩道から湖畔に出ることができます。ここから見える紅葉も素晴らしく、ピーク時には真っ赤に燃えるような紅葉の景色を楽しめます。
お時間がある方は、ぜひ散策してみてください。
さいごに
大町ダムから七倉ダムに至るまでの道路沿いでも、気軽に紅葉を楽しむことができます。紅葉の見頃は例年、10月中旬~10月下旬にかけて。カエデやもみじが真っ赤に染まります。
普段は登山をやらない方でも、気軽に紅葉を楽しめる高瀬渓谷。おすすめです!
※写真はすべて数年前の10月下旬ごろに撮影したものです