あと1ヶ月もすれば、ウィンターシーズンの幕開け!
今からスキー・スノーボードの予定を立てている方も多いのではないでしょうか?
今回はマイカーで計画を立てている方に向けて、雪国で持っていると便利なカー用品をまとめてみました。
白馬村在住歴10年を超えるスタッフが厳選したアイテムなので、ぜひ参考にしてみてください。
「スノーブラシ」でトラブルを未然に回避
冬になるとたまに見かける、屋根雪を載せたまま走行するクルマ。ブレーキをかけたときにフロントガラスに落ちて前が見えなくなるだけではなく、ワイパーが曲がるなどトラブルの原因にもなります。
さらに発進やカーブを曲がるときに、周囲のクルマに屋根雪をぶつけてしまいトラブルになることも。
定番中の定番ですが、走行前にはスノーブラシを使って、フロントガラスだけではなく、屋根雪もしっかり落とすようにしましょう。
凍ったガラスを短時間で融かす「解氷スプレー」
凍ったフロントガラスを融かすのに、お湯の使用は厳禁。
クルマのガラスは急な温度変化にとても弱く、割れてしまう可能性があります。さらに、一時的に融けても数分後にまた凍ってしまうためさほど意味がありません。
そんなときにあると便利なのが、解氷スプレーです。
凍った箇所に吹き付けるだけで素早く氷を融かし、視界がクリアになります。
解氷の裏技
毎回できることではありませんが、凍ったフロントガラスを太陽の力を借りて融かす方法もあります。
フロントガラスがガチガチに凍る真冬の朝にも有効で、太陽の方向にクルマのフロントガラスを向けておけば、解氷作業の負担をグッと減らすことができます。
脱輪時も安心「牽引ロープ」
雪道は道路と側溝の境目がわかりにくくなり、細い道で脱輪することがあります。
特に白馬村のように田畑が多い地域には側溝が多く、脱輪して身動きが取れなくなっているクルマをよく見かけます。
専門業者にレスキューを頼む場合、高額な費用がかかるだけではなく、到着まで何時間も待つことも。
軽度の脱輪であれば、牽引ロープが便利です。
スタック時にも使えるので、常に携帯しておくことがおすすめです。
※車体全体が落ちてしまたときの脱出はクルマの破損に繋がるので、専門業者に依頼しましょう。
急なバッテリー上がりには「モバイルバッテリー」
氷点下になる雪国の環境は、クルマのバッテリーにとってはとても過酷。さっきまで普通に走っていたのに、あるとき突然バッテリーが上がることがあります。
以前は、クルマ同士をブースターケーブルで繋ぐ方法が一般的でしたが、狭い場所でうまく繋ぐことができなかったり、救援車を用意できないこともあります。
そんなときに便利なのが、ジャンプスターター機能付きのモバイルバッテリーです。
小型のボディながら、一度に大量の電力出力が可能で、クルマを短時間でジャンピングできる優れものです。
使用方法は?
モバイルバッテリーもブースターケーブルと手順は同じで、
- バッテリーが上がった方の車のプラス側(赤いケーブル)
- 電源供給側のプラス端子(赤いケーブル)
- 電源供給側のマイナス端子(黒いケーブル)
- バッテリーが上がった方の車のマイナス端子(黒いケーブル)
の順で結線します。
この作業の最中に、ケーブルをボディなどの金属部分に触れさせると電流が流れて非常に危険です。
最悪の場合、クルマが破損するなんてことも・・・
結線してない端子には軍手を被せておくなど、細心の注意を払って作業してください。
雪国の秘密兵器「エンジンスターター」
現代のクルマは性能が格段にアップしたため、エンジンを守るための暖気運転は不要になりました。
それでも、出発前に車内を温めたり、凍ったフロントガラスを融かすために、寒い屋外に出て暖気運転をする方は多いと思います。
そんなときには、エンジンスターターを使用します。
エンジンスターターは室内に居ながら専用リモコンを操作するだけで、エンジンをかけることができる優れもの。
高性能モデルは、1km以上も電波が届くタイプや、エンジンがかかったことをリモコンに知らせしてくれるアンサーバックという機能が付いているものもあります。
この時季になると、エンジンスターターがカーショップの棚を埋め尽くすぐらい、雪国のメジャーアイテムになっています。
さいごに
今回は白馬村在住スタッフの目線で、持ってると便利なカー用品をご紹介しました。
雪道の運転に慣れている方も、そうでない方も、早めに準備を整えてウィンターシーズンに備えましょう!