白馬村・小谷村・大町市に広がるスノーリゾートの総称「白馬バレー(HAKUBA VALLEY)」。
白馬バレーでは、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツだけでなく、北アルプス登山や、仁科三湖でのウォーターアクティビティなど、様々なアクティビティが楽しめます。
近年はオセアニア地域からのインバウンド客が増加し、国際色豊かな賑わいを見せています。
今回は、そんな白馬バレーの特徴や魅力をエリアごとにご紹介します。
エリア内10スキー場の紹介記事はこちら↓↓
海外からの知名度も抜群 白馬村
登山とスキーのリゾート地として長い歴史を誇る白馬村。
1998年の長野冬季オリンピックでは、ジャンプ競技やアルペン競技などの会場になったことで、世界中に名前が知られるようになりました。
さらに最近10数年間では、日本のパウダースノーを表す「JAPOW」という言葉がオーストラリアを中心に話題となり、多くのスキーヤーやスノーボーダーが訪れるようになりました。
なんと、2018-19年ウィンターシーズンの訪日外国人スキー客は約37万人に!
冬の白馬を歩けば、日本人よりも外国人と多くすれ違います。外国人が経営する飲食店も増え、まるで外国にいるかのような錯覚にさえなります。
他では味わうことができないスケール感
営業用の山小屋(白馬山荘)や民宿(八方民宿街)は白馬村が発祥といわれ、長きに渡ってリゾート文化が育まれてきました。
標高3,000mに迫る白馬岳や五竜岳では本格的な登山が楽しめ、白馬八方尾根スキー場では最長滑走距離8kmのロングランが可能!
他のエリアでは味わうことができない圧倒的なスケール感が白馬村の魅力です。
白馬村データ
人口 | 9,007人(2019年) |
面積 | 189km² |
役場標高 | 700m |
主要駅 | JR白馬駅 |
白馬バレーの最北部 小谷村
白馬バレーの最北部に位置し、人口は最小の小谷村。村の中央を姫川が流れ、その東西には北アルプスと小谷山地の高い山がそれぞれ連なります。そのため村全体が急峻な谷型の地形になっており、村名の通り小さな谷の村です。
日本海に近いため降雪量が非常に多く、村内の3つのスキー場はパウダー天国。
栂池高原スキー場と白馬コルチナスキー場に設けられているツリーエリア(自己責任エリア)は、スキー場が安全管理を行わない不整地コースのため、パウダースノーを巻き上げながらスリル感たっぷりの滑走が体験できます。
日本の伝統を感じられる村
ミズバショウやニッコウキスゲなどの高山植物で有名な栂池自然園や百名山の雨飾山など、人気のスポットを多く抱える小谷村ですが、日本の原風景が残る里山や集落風景の味わい深い雰囲気が魅力。
小谷村観光連盟が主体となって開催される、山菜取りツアーや爪かんじき作りのワークショップなど、雪国の生活に触れられるイベントはおすすめです。
小谷村データ
人口 | 2,963人(2020年) |
面積 | 267km² |
役場標高 | 516m |
主要駅 | JR南小谷駅 |
白馬バレー最大の街 大町市
大町市は白馬バレーの中で、人口・面積ともに最大の街。
面積の広さは全国でも有数で、なんと北アルプスの五竜岳から槍ヶ岳の山頂までを市域に収めます。
鹿島槍ヶ岳などの上級者向けの登山コースから、鷹狩山や小熊山などの初心者向けのトレッキングコースまで、幅広い登山環境があります。
またウォーターアクティビティが盛んな仁科三湖や立山登山や黒部ダムの長野側の玄関口扇沢もあります。
多彩なアクティビティが楽しめる
「岳都おおまち」といわれる大町市は、古くから登山が盛んで、1917年に百瀬慎太郎らによって日本初の登山ガイド組織(大町登山案内者組合)が誕生しました。
北アルプスの爺ガ岳や鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳など多くの名峰を抱え、山岳文化の発信・研究拠点の中心施設の大町山岳博物館があります。
スキー場は、鹿島槍ヶ岳を望む鹿島槍スキー場と初心者やキッズに人気の爺ガ岳スキー場の2つがあります。安曇野ICからのアクセスが良いため、雪道の運転に不慣れな方でも安心。
大町市北部の仁科三湖(青木湖・中綱湖・木崎湖)では、SUPやカヌー、ワカサギ釣りとアクティビティが豊富。青木湖・木崎湖畔のキャンプ場も人気で、春夏秋冬の彩りを感じながら一年中キャンプが楽しめます。
大町市データ
人口 | 27,006人(2020年) |
面積 | 565km² |
役場標高 | 762m |
主要駅 | JR信濃大町駅 |