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標高1,900mの場所に位置する栂池自然園は、周囲に明かりがないため星空観察には最適のスポットです。

夏の夜空には明るい星が多く、特に8月と9月は天の川が最も綺麗に見えます。
夜に外出してもさほど寒くはないため、星空観察にはオススメの季節なのです。

栂池自然園でに星空観察には山小屋への宿泊が必須。
今回は、栂池山荘と栂池自然園での星空観察についてご紹介します。

栂池山荘に泊まろう！

栂池自然園の入口に建つ栂池山荘

栂池自然園で星空観察を楽しむには、栂池山荘に泊まるのがオススメ。
栂池山荘は、栂池自然園の入口に建つ山小屋です。

山小屋といっても設備が充実していて、個室・飲料水・お風呂・ウォシュレット付き水洗トイレなどを完備。
設備面では一般の宿泊施設と遜色がないので、山小屋が初めての方でも安心して利用することができます。

清潔感があふれる館内

客室の一例

客室は全部で14部屋。
6畳×10室 / 9畳×2室 / 9畳+板の間5畳×2室と、客室のバリエーションが豊富なので様々なグループに対応できます。

客室からの景色

一部の客室からは白馬岳や小蓮華山を望むことも。
天気や山の様子を客室で確認し、次の行動に備えることができます。

自然園側に面したラウンジ

自然園側に面したラウンジは、宿泊客なら誰でも自由に利用が可能。
ゆっくりお茶を飲んだり、仲間と雑談をしたり、さらには星空観察もこの場所からできてしまいます。

夕食の一例

夕食の一例はこの通り。
イワナの奉書焼、ビーフシチュー、野菜のてんぷら、信州サーモンなどの刺身、そば、といったラインナップで、魚、肉、野菜のバランスがよく、地元食材を使用した素朴で温かみのある料理が特徴です。

栂池自然園が星空観察にオススメの理由

天の川と木星

標高1,900mの場所に位置する栂池自然園は、白馬村や松本市などの南東側の街明かりを周囲の森や山が遮り、富山市などの西側の街明かりは北アルプスが遮ってくれるため、星空観察に最適な環境です。

ミズバショウ湿原の木道まで歩けば山荘の明かりも影響しません。
上を見上げれば、一面に散りばめられた無数の星、時折駆け抜ける流れ星や人工衛星、夜空を横断する天の川が目に飛び込んできます。

マットを持参して地面に寝転がりながら星空観察、なんてことも可能です。

白馬三山にかかる天の川

栂池自然園で星空観察をする最大の魅力は、なんといっても白馬三山にかかる天の川を見ることができる点です。
白馬三山とは白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳の3つの山の総称で、白馬エリアのシンボルでもあります。

白馬三山と天の川（8月中旬撮影）

9月上旬になると8時ごろに天の川が白馬三山にかかるので、時期的に一番オススメ。
天の川は、射手座とさそり座の間の箇所が一番濃く見えるのですが、それもはっきりと確認することができます。

白馬三山に降り注ぐ星

長時間露光で撮影すれば、星が白馬三山に降り注ぐようなシーンを撮ることも。
カメラが趣味の方にとってはとても撮影しがいがあるシチュエーションではないでしょうか？

不定期で開催される星空観察会

栂池山荘の宿泊客だけの特典で、不定期で開催される星空観察会に無料で参加することができます。
星空観察会では、星や星座の名前、星座に秘められたギリシャ神話など、詳しく解説してくれるので、大人だけではなく子供の学びの場としても最適。

星のことを知ることでより充実した時間になるので、是非参加してみてください。

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2020.08.18

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