白馬村で春スキーやトレッキングを計画していたけど、新型コロナウイルスの感染拡大により「おうち時間」を余儀なくされている方も多いと思います。
そんな時は、白馬村が舞台になった作品から、白馬を感じてみるのはいかがでしょうか?
今回は映画や小説の中から3つをピックアップしたので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
映画:銀色のシーズン
瑛太さん主演で2008年に公開された銀色のシーズン。
エイブル白馬五竜&Hakuba47や八方尾根スキー場を舞台に、アクロバットなスキーアクションが目を惹く作品です。
コブコブのモーグルコースを滑走するシーンでは、瑛太さん自身が滑りきったとか。
撮影のためにスキーの練習を重ねた俳優陣の演技は必見です。
作品の中では、スキーを楽しむ村の若者と悩みを抱える花嫁が、さまざまな挑戦を経て成長する姿が描かれています。
撮影は、白馬村のスキー場や村内を中心に進められましたが、深刻な雪不足のため、最終的にはカナダやニセコでも撮影が行われました。
白馬村では、映画の撮影が行われると、そのシーズンは雪不足になるというジンクスが成立しつつあります。
(映画「ヒノマルソウル」の撮影が行われた2019-20シーズンは前例が無いほどの雪不足に…)
映画:ホテルコパン
1998年に開催された長野オリンピックから、18年後の物語。
主演は市原隼人さん。
経営難に苦しむ白馬村の「ホテルコパン」は、当時の活気を取り戻そうと試行錯誤。
その努力の甲斐もあって突如賑わいを見せますが、そこに集まったのはワケありの男女10人。
ホテル滞在中にそれぞれの「人生の山場」が訪れます。
ストーリーは登場人物一人一人にスポットを当てた群像劇で描かれ、リズミカルに物語が進行していきます。
本作品の「閑散とした白馬村」という設定がとてもリアル。
実際にインバウンドで再注目される10数年前の白馬村は、廃業する店舗が多く閑散としていたそうです。
JR白馬駅や白馬ジャンプ競技場など、白馬村の馴染みの施設が登場するので、旅行に行った気分になれるかも?
小説:白馬山荘殺人事件
兄の自殺に疑問を持ったナオコは、兄が死んだ白馬のペンションへ―。そして意外な事実が…。暗号と密室トリックの謎に挑む、本格推理の力作。
1990年に発売された東野圭吾作の推理小説。
物語の舞台は、人里離れた場所にひっそりと佇む白馬村のペンション。
暗号の謎解きをメインに物語が進行する本格推理小説です。
少し難解ですが、図解付きなので、推理小説初心者でも楽しめます。
ちなみに、本のタイトルと白馬岳の山頂付近にある「白馬山荘」は無関係です。