長野県北西部の小谷村。
小谷村は、村の面積の88%を森林が占めるほど自然が豊かなことや、日本の原風景が残る里山や集落風景の味わい深い雰囲気が魅力です。
発掘された遺跡や石器などによって縄文時代から人々が住みついていたことがわかっていて、「おたり」という地名は1190年に出された書物に記述があったとされています。
そんな長い歴史を持つこの小谷の里にカフェ 十三月はあります。
災厄除けの風習が店名の由来
「十三月」という興味深い店名は、お店がある小谷村の中谷・北小谷地区に伝わる災厄除けの風習が由来になっているそう。
十三月と書いた胡桃の木の札を軒先につけておくと「お正月だから何かいいものがあるかも」とやってきた鬼が「まだ1月じゃないのか。来るのが早かったようだ」と帰っていくといわれる風習から名づけました。また、十三月という実際の暦には在りえない言葉を「希有なものごと」ととらえ、都市生活では体験しがたい里山の暮らしの魅力を発信する場所として、また地域の皆様には憩いの空間として親しまれるような店を育てていきたいと願っています。
※公式HPより
古民家を改修した店舗
十三月は築100年は超えているであろう立派な古民家を改修して店舗に利用しています。
大きな兜造りの屋根が特徴で、集落全体を見渡せる高台の斜面に鎮座しています。
広々とした店内では、カウンター席かお座敷席のちどちらかを選べます。
囲炉裏があるお座敷には、木の机や棚など古民家の雰囲気にマッチした家具がセンスよく配置されています。
木のぬくもりがお店全体を包み込み、落ち着いた雰囲気で食事やドリンクを堪能できます。
充実したランチ&カフェメニュー
ランチメニューは時季によって変わる手作りのスパイスカレーが中心。常時2~3種類のカレーが用意されており、1品もしくは2品盛りの選択が可能です。
デザートは、定番のかぼちゃプリンや黒米と玄米餅のぜんざいの他に、旬の食材を使用したものなど全部で5種類。
この日はおたり新そば祭りの真っ只中ということで、そば粉のシフォンケーキとそばプリンがありました。
どれも美味しいものばかりで迷いますが、もしグループで来店したのなら少しずつシェアして、いろいろな味を楽しむのがおすすめです。
さいごに
里山の魅力を感じながら、美味しいカレーやデザート、コーヒーをいただける十三月。
近くには、雨飾温泉や雨飾山登山口があり、小谷観光にとても便利な場所です。
小谷にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください!
インフォメーション
アクセス | 長野県北安曇郡小谷村中土11738 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 火・水曜日(GW、お盆、紅葉の季節は無休) ※11月の下旬から4月下旬までは冬季休業 |
駐車場 | 有り |
お問い合わせ | 0261-85-1781 |
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