オープンから約2週間。
栂池自然園 ミズバショウ湿原のミズバショウが見頃を迎えました。
昨年はミズバショウの開花数が少なかったようですが、今年は当たり年なんだとか!
サンカヨウやリュウキンカ、シラネアオイなどの花々も咲き始め、栂池自然園は鮮やかなコントラストに包まれています。
ミズバショウ湿原のミズバショウが見頃
園内の一番手前に位置する湿原のミズバショウが見頃を迎えています。
ポスターの宣材写真のような、残雪の北アルプスとミズバショウの写真を撮るなら「いま!」です。
5月末の取材で「20日頃」と予想してもらいましたが、ほぼ予想通りの結果に。
(予想した本人、栂池ビジネスセンターの猪股さんもホッとした様子でした!)
天気が不安定ですが、この1週間は綺麗に咲くミズバショウを楽しめると思います。
サンカヨウやシラネアオイも咲いています
白い可憐な花を咲かせるサンカヨウ。
雨に濡れると花弁が透明になる姿は、最近Twitterでも話題になっています。
栂池自然園では、7月上旬ごろまで楽しめるそうです。
日本固有の花、シラネアオイ。
数はあまり多くありませんが、綺麗な紫色の花を咲かせていました。
ミズバショウとともに湿原に彩りを与える存在、リュウキンカ。
ミズバショウ湿原にたくさん群生しています。
いまがまさに見頃!
ピンクのふさふさが不思議な花、ショウジョウバカマ。
展望湿原に向かう森の中にひっそりと咲いていました。
栂池自然園、今後の見どころ
ミズバショウ湿原のミズバショウは今週一週間がピークですが、浮島湿原のミズバショウはこれから。
現在は花が咲く直前で、来週から6月末にかけて見頃を迎えそうです。
ミズバショウ湿原に間に合わなかった方は、ぜひこちらをチェックしてみてください。
夏にふわふわの白い穂をつけるワタスゲ。
いまはまだ黒っぽい色をしていますが、徐々に黄色くなり夏にはお馴染みの姿になります。
ニッコウキスゲとともに7月上旬~中旬ごろに見頃になりそうです。
栂池自然園の最奥まで歩こう!
栂池自然園の魅力は高山植物だけではありません!
自然園最奥の展望湿原まで歩けば、間近に迫りくる大迫力の白馬三山が見られます。
白馬三山の北側からの眺めは山麓とは違い、よりダイナミックな山容が楽しめます。
自然園の入口から徒歩1時間ちょっと。
時間に余裕がある方は、ミズバショウ湿原だけではなく展望湿原まで歩いてみてください!
さいごに
今年の来場者数は例年の10分の1以下なんだとか。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、ツアーがキャンセルになったことが影響しているそうです。
観光客が少なく寂しい雰囲気もある一方で、写真愛好家の方にとってはチャンスです。
普段は観光客が多く写り込む木道ですが、いまなら「大自然の景色」だけを切りとることができます。
例年とは違う特殊な環境を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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