栂池自然園の2021年グリーンシーズンの営業期間は、2021年6月12日(土)~10月24日(日)に決まりました。
このわずか4ヶ月の間に、春夏秋冬がぎゅっと凝縮されてさまざまな景色が楽しめます。
6月は残雪とミズバショウ、7月はニッコウキスゲやワタスゲ、8月は小さい花と星空観察、9月と10月は紅葉、10月下旬は雪景色。
2020年シーズンの様子を振り返りながらがら、各月ごとの花の見頃や楽しみ方をご紹介します!
6月中旬 残雪とミズバショウ
栂池自然園を代表する花といえば「ミズバショウ」。2020年シーズンは、例年通り6月中旬に見頃を迎えました。
今シーズンは6月12日がオープン日。オープンから1週間ぐらいが見頃になる可能性が高いです。
↓2020年6月16日の栂池自然園の様子。ミズバショウが見頃です。
ちなみに昨シーズンのオープン日は6月1日。
栂池自然園には木道の上にも厚い雪が残っていて、冬と春が混在したような景色が楽しめました。
7月中~下旬 ニッコウキスゲとワタスゲ
こちらは7月24日の栂池自然園 浮島湿原の様子。
例年通りのタイミングで、ニッコウキスゲやワタスゲが見頃になりました。
昨シーズンの夏は、長雨で晴れの日がほとんどありませんでしたが、高山植物はいつも通りきれいに咲いていました。
ニッコウキスゲやワタスゲの他に、アヤメやクルマユリなど大型で色とりどりの高山植物が咲くため、一年でもっとも華やかで彩りのある時季です。
「いろいろな種類の高山植物が見たい!」という方は、この時季の観光がおすすめです!
↓2020年7月24日の栂池自然園の様子。ニッコキスゲやワタスゲが見頃です。
8月 玄人向けの小さい花たち
8月の栂池自然園は、草が枯れたり一部の木で紅葉が始まるなど、徐々に秋の足音が聞こえる季節。
ミズバショウやニッコウキスゲなどの主役級の花はありませんが、足元にひっそりと咲く「玄人向けの小さい花」がたくさん咲いています。
散策中の足元に注目していると、珍しい高山植物に出会えるかもしれません!
↓2020年8月17日の栂池自然園の様子。
また、夏の夜空には明るい星が多く、8月と9月は天の川がもっとも綺麗に見えます。
夜に外出してもさほど寒くはないため、星空観察におすすめの季節。
栂池自然園に隣接する栂池山荘に宿泊して、星空観察をするのもおすすめですよ!
9月下旬~10月上旬 ダケカンバやナナカマドなどの紅葉
10月の一週目、ほぼ例年通りに紅葉が見頃を迎えました。
ミネカエデやダケカンバの黄色、ナナカマド・オオバスノキ・ツツジの赤色、オオシラビソの緑色。とても鮮やかで圧倒的な美しさ!
紅葉の見頃期間はおよそ一週間程度。
この時季が一年で一番混雑するタイミングです。ゴンドラの乗車待ちもありますが、それでも訪れる価値はあります!
↓2020年10月2日の栂池自然園の様子。紅葉が見頃です。
こちらはすでに紅葉が散った10月18日の様子。
北アルプスの山々にはうっすらと雪が積もり、落葉したダケカンバの白い幹が山肌に浮かぶなど、幻想的な景色が広がります。
10月下旬 雪景色
10月31日の様子。この日は2020年グリーンシーズンの最終営業日でした。
北アルプスにはもちろん、園内の湿原や木道にも雪が積もっていました。
雪の上には、キツネやウサギ、オコジョなどの小動物の足跡がたくさんありました。
動物の足跡を探すのはこの時季ならではの楽しみ方です!
高山植物や紅葉が鮮やかな季節とは違い落ち着いた雰囲気の園内ですが、いつ訪れても素敵な景色に出会えるのが栂池自然園。
最終日までしっかり楽しむことができます。
↓2020年10月31日の栂池自然園の様子。
2020年シーズンは、高山植物の咲いた花数が多い「当たり年」でした。
今年はどうなるのか気になるところですが、事前に予想するのは難しくその時季になってみないと分からないそうです。
アンテナ白馬では今年も栂池自然園の状況をアップしていくので、本サイトやSNSなどをチェックの上、ぜひお出かけしてみてください!
園内の大部分は木道が整備されているので、雨が降っていても楽しめますよ!
最新版!2021年営業初日(6月12日)の様子。